MaricoLog

30代既婚、共働きの女です。日々の雑感を綴ります。

私の肉体は私よりずっと賢い

たかだか30年とちょっとの人生だけど、自分のメンタル面での「くせ」みたいなものは、年を重ねるにつれて少しずつ分かってくる。

自分を俯瞰する、とか大層なことではなくても、「あ、こーいうの前にもあった」っていう既視感の積み重ねでも、分かってくることってけっこうある。

 

分かることと上手く対処できることはまったくもって別なので、また新たな葛藤の種になったりもするわけだけど、きっとそのうち、もう少し上手く対処したりやり過ごしたり、できるようになると思う。だって今の私は、少なくとも10年前の私よりうまく自分と付き合えている。

 

ストレスって常に自覚できるわけではなくて、むしろ私は原因に対して無自覚で代償行為が先行することが多い。以下、何らかのストレスと感じているときの自分の兆候。

  1. やたらと炭水化物を食べる。過食。
  2. ネットショッピングで浪費する。
  3. 本が読めない。映画やドラマが観られない。(集中できない)
  4. 暮らし(料理、家事、義実家との付き合いなど)に対する意欲減退。
  5. 眠りが浅い。深夜ふと目が覚める。
  6. やたらと新しいことを始めようとする。

これらの兆候がでると、「あ、なんか良くないバイオリズムだ。原因はなんだろう」って考え始める。

基本的な対処方法は、原因を自覚していればそれをどかす。原因が自分でもわからなければ、無理に浮上しようとはせずもう思いっきり代償行為に没入する。今のところそれしかない。

昔は、代償行為によってさらに自己嫌悪が深まりどつぼへ・・・みたいな負のループに陥ることも少なくなかったけど、逆らったり誤魔化したりするとあとで余計につらいっていうこともぼちぼち学んできた。

 

そんなにメンタルの強い人間ではないので、代償行為が頻繁だと体重の変動とか活力の増減とか、割りとムラの多い人生を生きることになる。安定してる人うらやましいなーっていうのは、二十歳前後から常に思うこと。(最近はやっと、どんな人にもその人なりの何かがあると思えるようになったけど)

 

でもストレスや自分の心理状況に無自覚な場合、代償行為を通じて肉体がSOSを発信してくれるのは、とても大事なこと。

メンタルの強い弱いは人それぞれ、どう自分と付き合っていくかも人それぞれだけど、肉体の発する信号に敏感になること、素直でいることは、シンプルではあるけど理にかなっていると思う。

こんがらがった状況のときや、あふれる情報につかれたとき、他人の感情や思念に振り回されてしまうとき。

色んな状況から、まずは自分を守らないといけないから、肉体の声を聞き漏らさないようにしたいなと思う。

 

 

ぼくらの身体修行論 (朝日文庫)

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身体で考える。

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